2017年06月26日

知的障害者支援施設(入所)の改修

竣工しました。
窓辺の空間をつくったり、欄間を設けたりして、風通しのいい環境になったと思います。
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10人のユニットケアの空間に、専用の風呂とキッチンを入れつつ、各個室は造り付けの収納量を減らして個々が好きな家具を置けるようにする、という内容です。廊下は、各個室の入口を強調しつつ、照明や欄間の新設を通して、明るさや爽やかさを得られるように改修しました。
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隣接する建物での改修工事やいくつかやってきた集合住宅での改修工事での経験と照らし合わせると、ビル物の改修は、特に下地の整え方に施工者の考えの差が現れやすいと実感。随所に出てきた木工事(RC柱を木材でカバーするなど)は、木材の扱いに慣れている工務店ならではの施工となり、良かったと思います。手順を守り、確認を取りながら進めることが肝要ですね。

改修前の写真と比べると、照明の差も大きいですが、キッチンを入れ込んだ分、数字的には狭くなるはずなのに、さわやかな環境にできたように思います。冷蔵庫の位置(知的障害者施設では冷蔵庫は厳重な箱の中に入れる)を工夫したことと、やはり窓をうまく使えたことが良かったと思います。
水廻りは、便器の数を減らすなどのご理解を得られたことが大きく、限りあるスペースをうまく使えたように思います。ただ、そうは言っても、特に、設計時の検討は絶望的に難しく、スラブ下配管をひとつずつ読み込みつつ、スラブ開口について当時の記録と照合したり、ご高齢の構造設計者の元に通って調整したり、頭を悩ませ続けました。
同様に、特にこの部分は、工事もたいへんだったと思います。施工して下さった皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
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posted by naka studio at 00:00 | 知的障害者施設の改修